2006年 08月 11日
建築士法の改正
たまにはマジメなブログもどうよ。

世間を大騒ぎさせた、姉歯の耐震強度・構造計算偽造問題も、、最近はメディアで報道される事が少なくなったッスね。
建築とか、構造とか、あまり関心がなかった人たちも、皮肉にも・・・この件で「建築」の事が少し分かった人も少なくない事でしょう。。
要するに、この事件を契機に「”建築士”が設計・監理の全てを行っている訳ではない」という事実を、一般の国民もようやく知るところとなったって事ですネ。

この影響で、最近メディアでも報道されているように、「建築士法」そのものの考え方、、さらには「一級建築士」の資格や建築士の権限のあり方にも世間の注目を浴びていますね。
少し前に、、「一級建築士、全員再試験!」とか言われてた問題ネ。。

当然、わたくしにも関係してくるわけで。。
私の専門は「設備設計」なわけですよ、これまた皮肉にも「姉歯=構造設計」とのセットで、「”構造や設備”は外注(下請け)するのが一般的で・・・」などと報道されるようになった、その「設備設計」なわけです。

で、ですよ。我々建築(主に設計)に関わるものにとって今後大きく影響してくる「建築士法の改正」について、国交省の審議会が 「最終報告(案)」を公表しました。
ココ数ヶ月、「案」が出るたびに建築・設備などの各協会・団体などがまさにテンヤワンヤの大騒ぎで、反論・提言・反撃・緊急会見などなど大変慌しかったわけです。。。

その「最終報告(案)」も、、何だかんだ言って「建築士が一番!」という構図になりそうで、、我々設備屋(構造屋)は一生浮かばれないのかもしれません。。。

と言う事で、『建築設備フォーラム』という、我々設備屋にとっては非常にありがたい情報サイトの最近のメルマガの冒頭に、今回の姉歯問題発覚から建築士法の改正のやりとりをわかりやすく会話調に説明してくれているので、どうぞ♪
(当然、”想定”の話ですが、、ありえそう。。。)

【補足】 設備士とは、「建築設備士」という国家資格です。
    この資格が存在しているのに、今の日本の建築業界はすべて「建築士」が権限を握っていて、「設備」や「構造」の立場は弱いのですヨ・・・

では♪↓

A.建築士:「確かに我々建築士(意匠屋)は構造や設備の設計なんてやってないけど、今の制度じゃ”責任”は自分たちにあるんだよな・・・ こりゃまずい! 」

B.お役人:「今回姉歯のゴタゴタで、我々何もしないで責任を追及されてしまうとまずいな!しょうがない、建築士の制度をちょこっと変えて お茶を濁すか... 」

A.建築士:「権限は手放さず、構造や設備屋に”責任だけ押しつける”妙案はないものか・・」

B.お役人:「正直 いろんなとこからゴチャゴチャ云われるのはめんどくさいしぃこの業界、建築士が頂点の ピラミッド構造 が便利なんだよね~。 」

     「『コラ! 一級建築士! おまえら再試験するぞ!』 な~んて脅かしたらビックリして話が早いかな!? ムフ(^^) 」

C.設備士:「やっと改革するんだってね~ 設備業界もやっと まともな世の中になるのかぁ~ 」

A.建築士:「こりゃ大変だ... 再試験なんてまっぴらご免! 断固反対!!資格を作って“設備屋にも権利と責任を”だと!? ありえねぇ~~」

     「そうだ!  建築士の中から設備担当を選び出して、その人たちが今までどおり 設備屋を使う! ということにしてしまおう!! 」

B.お役人:「よしよし 思惑通り 建築士が大騒ぎだ! 俺ってアッタマいい~」

C.設備士:「クッソ~ 油断してた。。。 役人を信じた俺がバカだった・・・」

          (上記はフィクションです、念のため・・・)


と言う事です、、、何か十分ありえるストーリーですワ。。。マッタク-_-メ


で、本日言いたかったのは、この最終報告(案)の内容が、、思いっきり自分に関係して来そうだということ。。 それは↓

> 一定規模以上の建築物等については、構造・設備設計について高度な知識及び技能を有する一級建築士(”設備”については、「特定設備建築士(仮称)」(構造は「特定構造建築士(仮称)」)を一級建築士のなかから選び、設計図書の作成または法適合性証明を義務付けるとしている。
>  
> 但し、同報告書(案)の中でも、一級建築士の合格者で”設備設計”を担当している者は1%強しかいないと述べており、一級建築士から選ぶだけで必要な人数を確保することができるのか 今後議論を呼びそうだ。

と言う事で、、その「1%」がオレなわけで。。。

設備業界としてみれば「結局、、、設備士(屋)の立場なんて・・・」という法案なのだが、、個人的には「コレまた、ドえらい事になってきた・・」といった感じですぅ。


本気でこの件をもっと知りたい方、国交省の審議会の最終報告書(案)は、↓こちら。[PDF]
http://www.mlit.go.jp/kisha/boshu/boshu59/01.pdf


画像は、平成18年6月の建築設備関係六団体の反撃?会見の様子。♪
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by w_tom | 2006-08-11 00:02 | おしごと


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